死ぬこと以外はかすり傷 箕輪厚介
この本からひしひしと伝わってくるのは
熱狂しろ!
というメッセージです。
何かに夢中になり、狂ったように打ち込む、そういった経験のひとつやふたつ誰にでもあるんじゃないかと思います。幼少期なんかは無邪気でなんにでも全力で取り組んでましたね。私は。
しかし、成長するにつれて周りの目が気になったり、何事も大体こんなもんだろうというのが分かってくる。そしてうまくやり過ごして毎日を過ごすみたいな生き方をいつしか習得している。これが利口な生き方だろうと思ってだらーっと生きる。
なんてつまらない生き方をしていたんだ!と気づかされる本でした。
著者は、仕事に熱狂している。
リスクを取ることなど、自分がしたい仕事をするためならなんのそのといった感じです。
努力は夢中に勝てない、これは漫画のバキでも登場したセリフですが、著者はそれを体現しているように感じました。夢中であるからこそ余計なしがらみに囚われない。
どんどん成長したい!そんな意欲を強く感じました。
居心地がいいということは挑戦していないということ。成長していないということ。
本書にこういった言葉がありましたが、そこまでして自分を高めていけるのはものすごい熱狂があるからだと思いました。
その熱狂に身を委ねる著者は端から見たらイカれた人に見えると思います。
しかし、本人はめちゃくちゃ楽しんでいる。
会社に入社してまだ間もない自分にとって、仕事は毎日不安との戦いです。
そんな自分に、バカになってとべ!と背中を押してくれるような一冊でした。