日本再興戦略 落合陽一
まずこの本を読んで思ったことは
難しすぎる!
ということですね。
カタカナ文字がたくさん登場するし、政治?国交の情勢?そんなものはよくわからない。私の脳みそは中学生程度で進化が止まっている。これはレベルが違う本を買ってしまったかな?
と最初は思いながら読み進めました。
しかし、読みすすめていくごとに
面白い!次はどんな考えが出てくるんだ?
という風に変わり、一気読みしてしまいました
(わからない部分は多々ありました( ¯―¯٥))
政治、国の情勢なんかはアレルギーみたいなもんでなんとなく避けちゃってなんとなくで読んじゃいました。
それでも!
やっぱり本当に頭のいい人が書いた本です。
そんな私でも全然理解できるところがたくさんありました。
これからのテクノロジーの進化、仕事、企業のあり方、中央集権を見直すべきだとか、"価値"ある仕事とは?など考えさせられることばかりでした。
落合さんの専門分野?なのかな?
だけあってボリュームたっぷりに近い将来の展望が書かれてあります。
SFのような時代が今にも迫っている、そう実感できる内容でした。
5Gによる物質のバーチャル化、自動運転の進化の可能性。
人体の欠損、障害を機械によって補ったり、ロボットと人が融和して様々なテクノロジーを受容して生きる時代が私が死ぬまでに実現するかも、と新たな知見に達することができました。
テクノロジーだけでなく、日本人に根付く東洋的思想。矛盾する現状など、思想に関する分析も、たしかにそうかもなと共感できる内容がたくさんありました。
印象に残っているのは、
少子高齢化はチャンスだ!
という節です。
産業革命のときは、機械を打ち壊すラダイト運動が起こった。機械化によって労働が奪われたためである。
労働需要に対して供給が過多になった。
しかし今はその逆、高齢化で足腰立たなく、介護が必要になるじっちゃばっちゃ。それを支える人も必要になる。
それに加えて少子化。働き手は少なくなる。
ここでこそ逆ラダイト運動が起こってもおかしくない。
こんな感じの説明があった。
すんごい発想だなーっと感心してしまった。
自分だったら少子高齢化からそんなメリットを見いだせない。
自衛軍にロボットを活用すべきというのも感心した。
戦争というのは国家と国家の外交であるから、人と人が戦わないと、というのはある。
しかし、日本は自衛のため軍を有する。
となると、侵略してくる方が悪い
そこでロボットを活用して何が悪い?と。
なるほど!
こんな感じでなるほど!っと思えるものがたくさんある。
思いもつかないようなことを、凡人にもわかりやすく説明してくれる。
とっても面白い本です!
"意識高い系が読む難しい本だろー?"
と自分みたいな考えをお持ちの方!
本当に頭がいい人はどの人にも伝わるわかりやすい伝え方っていうのが分かっているみたいですよ!
頭がいい人が読むとより面白いでしょうしね
万人におすすめです。